バイデン氏 閣僚人事で会見 国際協調や多様性アピール

(VOVWORLD) - アメリカ大統領選挙で勝利を宣言した民主党のバイデン前副大統領は、政権発足に向けて閣僚に起用するメンバーらと記者会見し、国際協調や、多様性を重視した人選だとアピールしました。
バイデン氏 閣僚人事で会見 国際協調や多様性アピール - ảnh 1           (写真:AP)

アメリカ大統領選挙で勝利を宣言したバイデン前副大統領は、来年1月の政権発足に向け、外交・安全保障を担う閣僚と高官に、いずれもオバマ政権で要職についていた6人を起用することを発表しました。


バイデン氏は24日、起用するメンバーとともに記者会見し、「このチームは、かつてのアメリカが戻ってきたことを示している。世界から離れるのではなく、協議の議長席に座って世界を主導する。敵国に立ち向かい、同盟国を受け入れ、われわれの価値観を守る準備ができている」と説明しました。

そして、情報機関を統括する国家情報長官に女性として初めてヘインズ氏を、国土安全保障長官に移民として初めてキューバ出身のマヨルカス氏を指名することなどを挙げ、多様性を重視した人選だとアピールしました。

このあと、国務長官に指名されるブリンケン氏は、「アメリカはどの国よりも世界中をまとめ上げ、課題に対処していくことができる」と述べ、国際協調を重視する外交姿勢を強調しました。

バイデン氏は、経済・財政を担う閣僚の候補なども近く発表する見通しです。

トランプ大統領はこれまでのところ、選挙の敗北を認めていませんが、アメリカの政府機関がバイデン氏の政権移行チームへの必要な資金の提供や業務の引き継ぎなどを認めたことを受け、バイデン氏は今後、来年1月の政権発足に向けた準備を着実に進める姿勢を示していくものとみられます。(NHK)

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