(VOVWORLD) - アメリカのバイデン大統領が今秋行われる大統領選からの撤退を表明しました。イギリスやカナダといった友好国や、ロシアからの侵攻を受けるウクライナなど各国から、バイデン氏の決断をめぐってさまざまな反応がありました。
イスラエルのヘルツォグ大統領はX(旧ツイッター)への投稿で、「イスラエル国民に対する友情と確固たる支援」について謝意を示し、バイデン氏を「ユダヤ人の真の同盟者だ」と述べました。イスラエルのガラント国防相も支援について感謝し、「特に戦時中の確固たる支援はかけがえのないものだった」と述べました。
ポーランドのトゥスク首相はXへの投稿で、バイデン氏の難しい決断によって、ポーランドとアメリカ、世界がより安全になり、民主主義がより強固になったと指摘しました。バイデン氏の最終的な決断の発表も同様の動機に裏打ちされたものだと理解していると語りました。
アイルランドのマーティン外相は、バイデン氏の大統領選からの撤退の報道を「悲しみと称賛とともに」耳にしたとし、バイデン氏について「アイルランドの揺るぎない友人」と表現しました。
カナダのトルドー首相は、カナダにとって「真の友人」だったバイデン氏に謝意を示しました。トルドー氏はXへの投稿で、「バイデン氏は偉大な人物であり、その行動は全て祖国への愛に基づいている」と述べました。
イギリスのスナク前首相は、バイデン氏の「アメリカへの愛と奉仕への献身」を直接目にしたと語りました。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアの侵攻に対抗するためのアメリカの「揺るぎない支援」について感謝を示しました。ゼレンスキー氏は「この数年、多くの力強い決断が下されたが、それらはバイデン氏が困難な時代に対処するためにとった大胆な措置として記憶されるだろう」と述べました。
オーストラリアのアルバニージー首相は、民主主義的な価値観をはじめ、国際社会の安全保障、経済的な繁栄、現在と将来の世代のための気候変動対策への共通の関与を通じて、両国の同盟関係はかつてないほど強固なものとなったとたたえました。(CNN.co.jp)