パナマ運河「交渉の余地なし」 米国務長官訪問前に大統領表明
(VOVWORLD) - パナマのムリノ大統領は30日の記者会見で、アメリカのトランプ大統領が奪還に意欲を示しているパナマ運河について、「アメリカと交渉する余地はない」と明言しました。
パナマ運河を通過する船舶(写真:THX/TTXVN) |
ムリノ大統領は「交渉は不可能であり、すでに決着済みの問題だ」と強調しました。
また、トランプ大統領が「中国がパナマ運河を管理している」と主張している点については、運河周辺に香港系企業が運営する二つの港湾があるものの、「いかなる干渉もない」と反論しました。
アメリカのルビオ国務長官は週末にパナマを訪問する予定で、パナマ政府との会談では運河の管理をめぐる問題が主要な議題となる見通しです。(時事通信)