電話会談の中で、フック首相は、政治体制の相互尊重を基礎にして、引き続きベトナムとアメリカとの全面的なパートナーシップを発展させたいと期待すると共に、両国間の貿易協力強化を支持する方針を表明しました。また、フック首相はアメリカ議院に対し、ベトナムの農産物や水産物のアメリカ市場への輸入を支援するよう希望すると同時に、アメリカ議院が、国際法、とりわけ1982年国連海洋法条約に従ってベトナム東部海域の平和、安全保障、航行の自由の維持を支持するよう要請しました。

一方、アメリカの議員らは、ベトナム戦争後遺症の克服、草の根交流、水資源や海洋学に関する科学研究、ベトナム東部海域を巡る紛争の平和的解決などにおいて協力してゆくことで一致しました。さらに、議員らは、ベトナムの国会とアメリカの議院との協力を強化することを合意しました。