フック首相、ASEAN首脳会議に出席

(VOVWORLD) -2日、タイの首都バンコクで、グエン・スアン・フック首相率いるベトナム代表団はASEAN10か国による首脳会議と関連各会議に出席しました。
フック首相、ASEAN首脳会議に出席 - ảnh 1 グエン・スアン・フック首相(写真:chinhphu.vn)

会議で、各国の代表はASEAN共同体構築においてこれまでに達成した成果を振り返った上で、ASEANが地域内の平和、安定、対話、協力の促進に核心的な役割を担うよう強調しました。また、今後、ASEANと域外の相手国との関係を拡大させ、ASEANの持続的な発展を促進することで一致しました。

この席で、フック首相はASEAN加盟諸国に対し、ベトナムがASEAN2020の議長国としての任務を立派に果たすため支援するよう提案しました。

ベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海問題に関して、フック首相は「この海域の平和と安定を維持するため、前提的な条件は国際法を遵守する」と強調すると共に、「これまでASEANは団結と統一を維持してきた。これは去る7月タイで開かれた第52回ASEAN外相会議で出された主張を通じて示されてきた」と述べました。

同日、フック首相はアントニオ・グテーレス国連事務総長、及び、タイのプラユット首相とそれぞれ個別会見を行いました。

グテーレス国連事務総長との会見で、フック首相はベトナムは多極主義を支持し、持続可能な開発のための2030アジェンダ、及び、2020年以降の気候変動問題に関する、国際的な枠組みであるパリ協定の履行に力を入れると共に、国連の平和維持活動に引き続き参加すると強調しました。

一方、グテーレス国連事務総長はベトナムは貧困解消、持続可能な開発に先頭に立っていると明らかにしました。

会見で、双方は今後、ASEANと国連との関係を強化することで一致しました。ベトナム東部海域問題に関して、双方は1982年の国連海洋法条約を含め、国際法を基礎にしたこの海域の平和、安定、航行と航海の自由の確保の重要性を強調しました。

タイのプラユット首相との会見で、フック首相は今後も両国が戦略的パートナー関係を強化するため緊密に協力することを望んでいると述べました。

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