プーチン大統領 中国やインド首脳と電話会談 結束確認の思惑か

(VOVWORLD) -ロシアのプーチン大統領は、中国やインドなどの首脳と相次いで電話会談を行い、ウクライナ情勢をめぐるアメリカ側とのやり取りについて説明しました。近く行うとしている米ロ首脳会談を前にロシアと関係の深い国々との結束を確認する思惑があるとみられます。
プーチン大統領 中国やインド首脳と電話会談 結束確認の思惑か - ảnh 1(写真:TTXVN)

ウクライナ情勢をめぐり、アメリカとロシアが近く首脳会談を行うとするなか、ロシアのプーチン大統領は8日、中国の習近平国家主席と電話会談を行いました。


ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領はアメリカのトランプ大統領の側近、ウィトコフ特使との会談など、ウクライナ情勢をめぐるアメリカ側とのやり取りについて説明したということです。

これについて、中国外務省は習主席が「ウクライナ危機の政治的解決のプロセスを推進することを歓迎する」と述べたとしています。
またプーチン大統領はインドのモディ首相とも電話で会談し、ロシア大統領府はモディ首相が政治的、外交的手段による解決を支持する考えを示したとしています。

プーチン大統領はベラルーシなどの首脳とも電話会談を行っていて、ロシアと関係の深い国々と結束を確認する思惑があるとみられます。一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は7日、ドイツやフランス、イタリアなどの首脳と電話で会談したのに続き、8日もポーランドなどの首脳と相次いで電話会談を行ったと発表しました。

ゼレンスキー大統領はウクライナやヨーロッパが関わらずに交渉が進むことへの警戒感を示していて、米ロ首脳会談を前に関係国の外交が活発になっています。(NHK)

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