プーチン大統領、スロバキア提案のウクライナ和平交渉に前向き姿勢
(VOVWORLD) - ロシアのプーチン大統領は26日、スロバキアが提案するウクライナとの和平交渉に前向きな姿勢を示しました。
ロシアのプーチン大統領(写真:THX/TTXVN) |
スロバキアのフィツォ首相は22日にモスクワでプーチン大統領と会談し、プーチン大統領によりますと、フィツォ首相はスロバキアでロシアとウクライナの和平交渉を行うことを提案したということです。
プーチン大統領はこの提案について、スロバキアが中立的な立場を維持すれば問題はないとし、反対しない考えを示しました。
スロバキアは欧州連合(EU)の加盟国ですが、中・東欧のEU加盟国の中にはウクライナ支援に消極的で親ロシア派とされる国が増えており、スロバキアもそうした国の一つと見られています。ウクライナのゼレンスキー大統領は、2023年の選挙で政権に返り咲いたフィツォ首相がロシアに対して友好的な姿勢を示しているとして、度々批判しています。
また、プーチン大統領は新型の中距離弾道ミサイル(IRBM)「オレシニク」を再び使用する可能性についても言及し、「必要に応じて使用する可能性を排除しない」と述べました。さらに、より強力な中距離兵器の使用についても示唆しました。(ロイター)