ベトナム レバノン情勢に懸念

(VOVWORLD) - 29日、国連安全保障理事会は会議を開き、レバノン情勢とイスラエル・レバノン紛争の解決に向け採択された安保理決議1701号の実施状況について話し合いました。

会議で発言に立ったベトナムのダン・ディン・クイ国連大使は、レバノンの新内閣が樹立されたことを歓迎しながらも、同国の経済・財政危機や宗派対立、政治勢力間の駆け引きなどに懸念を示しました。また、中東地域の国々と国際組織に対し、レバノンが現在の試練と困難を乗り越えるために引き続き同国を支援するよう訴えるとともに、レバノンは2022年の国会選挙の準備作業や経済改革に力を入れる必要があるとしています。

安保理決議1701号の実施状況について、クイ大使は、国連レバノン駐留軍が展開されているレバノン南部の国境地帯で緊張情勢が続いていることを指摘し、この決議がうまく展開されていないことに懸念を示しました。また、関係各側に対し、安保理決議1701号を遵守し、国連レバノン駐留軍の自由移動を尊重するよう呼びかけました。

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