(VOVWORLD) - 8日、ベトナムは新型コロナウイルスワクチンの接種を開始しました。今回は北部ハノイとハイズオン省及びホーチミン市をはじめとする13の省と市に優先的に11万7千回分が配分されています。
また、ワクチン接種の優先対象となるのは、新型コロナに感染した医療従事者、感染疑いの人を調査する担当者、疫学調査員、軍人、公安、集中隔離施設の職員などです。8日午前、ハノイにある中央熱帯病病院の医師やスタッフ100人が接種を受けました。同病院所属疫病対策・ワクチン接種センターのヴ・ミン・ディエン副所長は次のように語りました。
(テープ)
「医療従事者全員に接種を行いますが、現在、ワクチンが足りないので、最前線に立っている人を優先的に接種しています。この人たちは、感染者の治療に直接に関わっている人たちです。」
計画によりますと、今年中、ベトナムは1億回分以上の接種を行うということです。また、3月末までは130万回分、4月は410万回分が追加輸入される見通しです。
一方、新型コロナ予防対策国家指導委員会の速報によりますと、7日午後6時から8日午前6時まで、国内で確認された感染者はいないとしています。
他方、2020年の7月に発生した新型コロナの第2波の震源地となった中部ダナン市は長崎大学やオクスフォード大学と協力して、完治した患者300人の健康診断などを無料で行っています。