この遺跡は、ベトナムの独立戦争時代に重要な役割を果たしました。1946年12月、ここからホーチミン主席の全国抗戦呼びかけが放送され、フランスに対する長期抗戦の開始を告げました。また翌年1月には、ホーチミン主席自身がこの洞窟で旧正月を前に全国民向けの詩を朗読しました。

現在、ハノイ市はこの歴史的価値ある遺跡群の保存と活用を計画しています。具体的には、チャム寺院とチャムガン寺院の改修・修復に加え、ベトナムの声放送局に関連する展示施設の移設・再建が予定されています。

ド・ティエン・シー総裁は、「この遺跡は歴史的・文化的に重要であり、若い世代に革命の伝統を伝える貴重な教育の場となる」と語り、整備事業への期待を表明しました。