特にドリアン、ドラゴンフルーツ、バナナなどの果物が輸出成長を牽引しています。加工品や主要市場向けの輸出も前年同期比10〜50％増と好調です。主要輸出先は中国、韓国、アメリカ、日本、タイなどとなっています。

ベトナム果物野菜協会のグエン・タイン・ビン会長は次のように語りました。

（テープ）

「野菜・果物の生産量は年間約6％増加しており、供給量は非常に大きく安定しています。また、世界市場の需要も増加しており、2024年末までベトナムの野菜・果物産業は好調を維持できるでしょう」

最大の輸出先である中国市場では、すでに10種類以上の果物が正規ルートで輸出されています。最近では、冷凍ドリアン、パッションフルーツ、唐辛子、生ココナッツの輸出開放に関する新たな議定書の交渉が終了し、年後半の署名が予定されています。農業農村開発省のフン・ドゥック・ティエン次官は次のように語りました。

（テープ）

「農業農村開発省、商工省、外務省が緊密に連携し、中国への冷凍ドリアンとココナッツの輸出交渉を成功裏に終えました。これにより、ベトナムの農産物輸出はさらなる飛躍が期待できます」

業界では、この成長の勢いを踏まえ、2024年の野菜・果物輸出額が過去最高となる70〜75億ドルに達すると予測しています。ベトナムの農産物輸出における新たな成長の柱として、野菜・果物産業の今後の展開が注目されています。