これは、オーストラリアのラ・トローブ大学のブルー ・セキュリティ・ プログラム研究者 であるグエン ・ホアン・ アイン ・トゥ女史の意見です。

トゥ女史によりますと、EC＝欧州委員会の建議を受けて、ベトナムは2017年の水産法をはじめ、関連する多くの議定書や公文書の発布・改正・補充を通して、法的枠組みの完備に力を尽くしてきました。そのほか、ベトナムはIUU防止対策に違反した漁船を取り締まる規制を強化しています。

今年5月21日現在、ベトナムは長さ15メートル以上の漁船の98.25％にVMS＝船舶監視システムを搭載しています。近年、ベトナムはタイ、オーストラリア、アメリカなど多くの国と覚書を締結するとともに、東南アジア諸国と定期的に情報交換を行うため、ホットラインを設置しています。

ベトナムは、「2020年～2025年までのASEAN＝東南アジア諸国連合におけるIUU防止対策のロードマップ構築」に関するイニシアチブに積極的に参加してきました。トゥ女史はIUU防止対策に関して、ベトナムが世界各国、および国際諸組織と緊密に協力することはIUUに適用されているイエローカードの早期解除に貢献すると明らかにしました。