ベトナム・イギリスの包括的協力関係を強化

(VOVWORLD) -現地時間30日午前、イギリスを公式訪問中のブオン・ディン・フエ国会議長は、同国の司法省本部でイギリスの司法大臣を務めるドミニク・レニー・ラーブ副首相と会見しました。
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会見で、ラーブ副首相は、「イギリスは経済や貿易、投資、国防安全保障、教育、司法、気候変動対応などすべての分野におけるベトナムとの協力関係を強化したい意向である」と述べました。また、双方は様々な活動を開催し、協力メカニズムを維持することにより、ベトナム・イギリス外交関係樹立50周年を記念することで一致しました。

経済、貿易、投資に関し、両氏は、新型コロナ収束後の経済回復をさらに促進し、サプライチェーン、エネルギー安全保障、食料安全衛生に関する問題を解決するために、UKVFTA=イギリスとベトナムとの自由貿易協定のメリットを活用する必要があることで一致しました。

フエ議長は、「イギリスに対し、グリーンファイナンスや、医療薬学、デジタルテクノロジー、教育、イノベーション、インフラ整備、クリーンエネルギーなどの分野において、ベトナムへの進出を検討中のイギリス企業に優先条件を与えるよう」訴えた上で、イギリス在住ベトナム人コミュティの安定した生活にも便宜を期待すると述べました。

一方、ラーブ副首相は、「イギリスがCPTPP=包括的かつ先進的な環太平洋経済連携協定に早期加盟できるようにベトナムの経験を共有するよう」希望を表明しました。

また、ベトナム東部海域問題について、双方は「1982年国連海洋法条約をはじめとする国際法に従って紛争を平和的に解決する必要があるとともに、各国は国連憲章を始めとする国際法を順守し、他国の独立、主権、領土保全を相互に尊重しなければならない」と強調しました。これを機に、司法省本部で、フエ議長は、両国の法律と司法に関する協力覚書の調印式に立ち会いました。

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