(VOVWORLD) - 8月1日、ホーチミン市で「ベトナム・ドイツ水素ワークショップ」が開催されます。
このイベントは、ベトナムの水素インフラ構築に向けた戦略開発とパートナーシップをテーマに、(VAHC)ベトナム水素クラブと(GIZ)ドイツ国際協力機構が共同で主催します。ドイツのノイマン&エッサーグループの代表団がベトナムを訪問する機会に合わせて企画されたもので、両国間で水素プロジェクト開発の経験を共有し、ベトナムの水素産業発展を促進することを目指しています。
GIZのベトナムグリーン水素開発プロジェクトのエネルギーアドバイザー、ボ・タイン・トゥン氏は、ベトナムのグリーン水素産業の潜在力について次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムは豊富な再生可能エネルギー源を持っています。太陽光、陸上風力、洋上風力などです。世界銀行の統計によりますと、ベトナムの洋上風力発電の技術的ポテンシャルは600GWに達します。また、GIZの試算では、太陽光発電から生産されるグリーン水素は年間2億4000万トンに達する可能性があります。さらに、ベトナムは国際市場への輸出に適した地理的位置にあるという利点もあります」
VAHCは、このワークショップを通じて、ドイツとベトナムが化学、衣料品製造、飲料、鉄鋼など様々な産業向けの水素プロジェクトの実現可能性を共同研究し、発電や輸送分野でのパイロットプロジェクト実施に向けたパートナーシップを確立することを期待しています。