会見の様子

クアン公安相は会見で、国際平和と安全保障維持における国連の重要性を強調し、ベトナムがこれを一貫して支持していると述べました。具体的な取り組みとして、2022年以降、ベトナム公安省は南スーダンとアビエイ地域の国連ミッションに11人の将校を派遣したほか、国連平和維持活動局警察部にも1人の将校を送っています。また、今年1月には、国連平和維持警察部隊の第1号を設立しました。

さらにジェンダー平等の推進にも力を入れており、「女性・平和・安全保障に関する国家行動計画」に基づいて、国連機関と協力しながら取り組みを進めているとしています。今後の協力について、クアン公安相は越境犯罪対策の能力向上を重視していると述べ、麻薬、人身売買、サイバー犯罪、マネーロンダリング、テロ対策などの分野で、機器支援や職員研修の強化を要請しました。

これに対しタメシス氏は、国連平和維持活動に参加するベトナム公安将校の訓練支援や、公安省と国連機関の協力プログラム促進について、継続的な支援を約束しました。