(VOVWORLD) - ベトナム国会は20日午後、第8回国会会議において、南北高速鉄道計画の投資方針に関する審議を行いました。
同計画について、多くの国会議員が賛同の意を表明しました。グローバル化が進展する中、単なる交通インフラの整備にとどまらず、国家の長期的発展を支える重要な戦略事業として位置づけられています。
一方で、財源の確保や工事の品質管理、技術移転などの課題も指摘されました。ホーチミン市選出のチャン・ホアン・ガン議員は次のように語りました。
(テープ)
「高速鉄道を既存の公共交通と円滑に接続するには、海外企業からの技術導入が不可欠です。そのため、国内企業と国際的な請負業者との協力体制を確立する必要があります。また、国内で調達可能な資材は極力活用し、輸入依存を抑制すべきです」
このほか、鉄道建設に伴う用地買収について、地域間で補償格差が生じないよう、統一的な基準作りを求める声も上がりました。
なお同日午後、国会は本会議で国会・人民評議会の監視活動に関する法改正案についても審議を行いました。