ベトナム、海上安全保障の問題に対する責任を確認

(VOVWORLD) -チン首相は「UNCLOSが全面的かつ法的な枠組みであり、海上のあらゆる活動を調整する」と強調すると共に、「海洋法の価値は海での紛争を平和的に解決するために非常に重要な枠組みを作りだす」と明らかにしました。
ベトナム、海上安全保障の問題に対する責任を確認 - ảnh 1チン首相(写真:TTXVN)

既にお伝えしましたように、さる8月9日、国連安全保障理事会は、「海上安全保障・国際協力分野の一つ」をテーマにしたハイレベルの公開討論会をオンライン方式で開催し、ファム・ミン・チン首相は、討論会に出席し、講演を行いました。

講演の中で、チン首相は、「UNCLOS 1982年国連海洋法条約をはじめ、国際法の遵守を重視しなければならない」と強調し、多くの国々の好評を受けました。

国連駐在ベトナム代表団の団長を務めるダン・ディン・クイ大使によりますと、UNCLOSの友グループへの加盟各国は、ファム・ミン・チン首相の演説を高く評価しました。その中に、チン首相は「UNCLOSが全面的かつ法的な枠組みであり、海上のあらゆる活動を調整する」と強調すると共に、「海洋法の価値は海での紛争を平和的に解決するために非常に重要な枠組みを作りだす」と明らかにしました。

また、国連駐在インド代表団の団長を務めるT.S.Tirumurti大使は、「海上安全保障に関するベトナムの提案は非常に重要である。これを通じて、国際協力のさらなる強化を呼びかけることに寄与する」と明らかにしました。

そして、国連駐在マルタ代表団の団長を務めるVanessa Frazier大使は、「UNCLOSに参加している私たちは、すべて勝利の人たちである。チン首相の演説に非常に喜んでいる」と強調しました。

また、イタリアのAGCメディアのディレクターであるAntonio Albanese博士は、「ベトナムは、国連の枠組みの中で一貫した規則に沿った海上安全確保に対する支援を確認した。」と明らかにしました。

同時には、ウクライナのAndrey Tymchenko専門家は、「ベトナムの終始一貫した立場はUNCLOS 1982をはじめ国際法を尊重することである。」と述べました。

また、VOVフランス支局のインタビィーに応えた際、ベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)紛争のDaniel Schaffer専門家は、「国連や他の多国間の場などへの提案の提出は、共通の国際問題に対するベトナムの役割と責任を益々確認している」と強調しました。

なお、ファム・ミン・チン首相の演説に関し、フランスの電子新聞「Triloguenews.com」は、チン首相の演説の英語版の全文をフロントページに掲載しました。

ご感想

他の情報