会議には、非同盟諸国運動の加盟50ヶ国以上、オブザーバー国などの代表が出席しました。ベトナムからはダン・デイン・クイ国連大使を団長とする代表団が参加しました。

会議で発言に立ったクイ大使は、非同盟諸国運動の発展方向に関するベトナムの提案を取り上げました。これに基づき、非同盟諸国運動は引き続き、国連憲章と国際法の遵守、国際的な誓約と合意の尊重、経済改革の促進、オープンな多国間貿易システムの強化、発展途上国の権利の確保などにおいて牽引役の役割を果たす必要があるということです。

また、東南アジア地域、及び、ベトナム東部海域(南シナ海)に関する問題について、クイ大使は、各国に対し、自制して、状況を複雑化させる行動を起こさないよう呼びかけました。

クイ大使はさらに、ベトナム東部海域を巡る最近の状況を通知するとともに、非同盟諸国運動のメンバーらに、ASEANの共通立場を深く理解した上で、支持するよう呼びかけました。

そして、クイ大使は、「ベトナムは非同盟諸国運動の発展に貢献することを公約した」と強調すると同時に、各国が、2020年～2021年期の国連安全保障理事会非常任理事国にベトナムを選んだことに感謝しました。