ベトナム首相、インドとの貿易・投資関係強化に向けた5つの基本要素を提示
(VOVWORLD) - ベトナムのファム・ミン・チン首相は7月31日、インド国賓訪問中にニューデリーで開催されたベトナム・インドビジネスフォーラムに出席し、両国の経済関係をさらに発展させるためのビジョンを示しました。
フォーラムの様子 |
チン首相は、2016年に両国関係が「包括的な戦略的パートナーシップ」に格上げされて以来、経済、気候変動対応、科学技術、金融など、幅広い分野で協力が進展していると強調しました。特に経済、投資、貿易面での協力が両国関係の重要な柱となっていると述べました。
さらに、両国企業の継続的な協力が成功するための5つの基本要素として、伝統的な友好関係、強固な政治的信頼、開かれた市場、文化的類似性、共通の発展ビジョンを挙げました。
これらを踏まえ、チン首相はインド企業に対し、ハイテク、AI、再生可能エネルギー、バイオテクノロジーなど、インドの強みとベトナムのニーズが合致する分野での投資拡大を呼びかけました。
また、二国間貿易額を200億ドルにするという目標の達成に向けた取り組みの強化や、インド企業のサプライチェーンへのベトナム企業の参加促進、ベトナムを研究開発センター設立の戦略的拠点とすることなども提案しました。
フォーラムでは、航空、物流、製薬分野などでの両国企業間の覚書締結式も行われ、新たな航空路線の発表もありました。