ペンシルベニア州連邦地裁判事が、トランプ陣営の郵便投票無効請求を却下

(VOVWORLD) - ペンシルベニア州連邦地裁の判事が、トランプ陣営の弁護士による、同州の数百万にのぼる米大統領選郵便投票の無効を求めた訴えについて、これを却下する判断を下しました。

ロシアのスプートニク通信によりますと、ペンシルベニア州連邦地裁のブラン判事はトランプ陣営の訴えについて、推測ばかりで受け付けられるものではないとしました。

同判事は声明において、「米国では、こうした訴訟というやり方により、人口が6番目に多い州のすべての有権者どころか、1人の有権者の権利のはく奪を正当化することすらできない」と指摘しています。

ニュースサイト・ブルームバーグは、同判事が続けて、同州の選管当局が大統領選の結果を認定することが可能であると強調したとしています。

集計された票に基づけば、ペンシルベニア州の勝者はバイデン氏となります。

報道各社のまとめでは、バイデン民主党候補は306人の選挙人を獲得しており、対するトランプ氏は232人となっています。

米大統領選で大規模な不正が行われたとして数々の訴訟を起こしているトランプ氏と共和党の陣営は、充分な証拠を提出できずに結果をを出せないままでいます。

大統領選の結果をめぐる全ての係争を各州が解決できる期限は来月8日までとなっており、トランプ支持派は最終結果の認定を遅らせる目的で、共和党議員や選挙関係者に対する圧力を強めています。(ParsToday)

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