マクロン大統領、ガザ情勢めぐりエジプト・ヨルダンと3カ国首脳会談へ

(VOVWORLD) - フランスのマクロン大統領は、エジプトのシーシ大統領およびヨルダンのアブドラ国王とともに、パレスチナ自治区ガザをめぐる情勢について3か国による首脳会談を開催する意向を示しました。
マクロン大統領、ガザ情勢めぐりエジプト・ヨルダンと3カ国首脳会談へ - ảnh 1(左から)エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、ヨルダンのアブドッラー2世国王(写真:Al-Ahram)

ガザ地区では、イスラエルとイスラム組織ハマスの間で続く武力衝突により、人道状況の悪化が懸念されており、イスラエルは依然として拘束されている人質の解放を目的として、ガザ南部への地上作戦を進めています。さらに、イスラエルはレバノンやシリアへの攻撃も強めており、地域全体への緊張の拡大が指摘されています。

マクロン大統領は、自身のSNS「X」に「ガザの緊急事態に対応するため、シーシ大統領の招きでエジプトを訪問し、エジプト・ヨルダン両首脳との会談を行う」と投稿しました。

フランス大統領府によりますと、マクロン大統領は日曜日の夜にエジプトの首都カイロに到着し、翌月曜日の朝にシーシ大統領と会談を行う予定です。その後、同日に3カ国首脳会談をカイロで開催する見通しです。

また、マクロン大統領は火曜日には、ガザ地区の西およそ50キロに位置するエジプトの都市エル・アリーシュを訪問し、人道支援や治安維持にあたる関係者と面会する予定です。あわせて、「停戦を支持するための継続的な取り組みが重要だ」との立場を改めて示すとしています。

エル・アリーシュは、国際的な人道支援物資がガザ地区に届けられる中継地点となっています。(アラブニュース)

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