マレーシア機撃墜事件 決議案にロシアが拒否権

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(写真:Sputnik News)

(NHK)ウクライナ東部で去年、マレーシア航空機が撃墜された事件について、国連の安全保障理事会に国際法廷の設置を求める決議案が提出されましたが、ロシアが拒否権を行使して否決され、ウクライナ情勢を巡る対立が改めて浮き彫りになりました。

この事件は去年7月、ウクライナ東部の上空でマレーシア航空機が撃墜され乗客乗員298人が死亡したもので、ウクライナなどが親ロシア派による撃墜だという見方を示しているのに対し、ロシア側はウクライナ軍の関与を主張しています。

事件から1年がたつなか、マレーシアなど各国は国連安保理に事件の責任者を裁く国際法廷の設置を求める決議案を提出し、29日、採決が行われました。その結果、安保理15か国のうち11か国が賛成したものの常任理事国のロシアが拒否権を行使したことで決議案は否決されました。ロシアのチュルキン国連大使は「政治的な意図に基づいた捜査は認められず、国際機関による客観的な調査が必要だ」などと主張しました。

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