２２日、中部クアンナム省ズイスエン県ズイフーにあるユネスコ＝国連教育科学文化機関の世界文化遺産であるミーソン遺跡で、ミーソン遺跡の景観保護区が設立されました。これはミーソン遺跡地区の歴史文化遺跡の保存、森林の生態系の保護、生物多様性や環境保護を目指すものです。

ミーソン遺跡の景観保護区の総面積は1160ヘクタールで、その中の1100ヘクタールは自然林です。現在、この保護区にある森林には37種の獣類が生息しており、その中で、ベトナムのレッドブックに記載されている希少動物がいます。

この保護区は登山ツアー、探検ツアーなどエコツアーを開発する地区となる一方、ミーソン遺跡にかかわる文化歴史遺跡の保存と地元の経済社会発展に寄与するとされています。