メキシコがエクアドルを提訴、国連加盟資格停止を要求

(VOVWORLD) - 国際司法裁判所の発表によりますと、メキシコは突入事件について、「国際法の基本原則における権利が侵害された」と主張しています。
メキシコがエクアドルを提訴、国連加盟資格停止を要求 - ảnh 1(写真:AFP)

南米エクアドルの当局がメキシコ大使館に突入し、保護されていたエクアドルの元副大統領を拘束した事件に関連して、メキシコは11日、国際司法裁判所(ICJ、オランダ・ハーグ)にエクアドルを提訴しました。国際法違反を認め、公式に謝罪するまでエクアドルの国連加盟国としての資格を停止するよう求めています。

ICJの発表によりますと、メキシコは突入事件について、「国際法の基本原則における権利が侵害された」と主張しています。メキシコはまた、謝罪と賠償が行われるまでの間、エクアドルの国連加盟国としての資格停止を要求しています。暫定的な措置として、ICJに大使館の安全確保やメキシコ政府職員がエクアドル国内の外交施設から撤退することを命じるよう求めています。

一方、AP通信によりますと、国連の報道官は「加盟国の資格停止は、加盟国が決定する問題である」と述べました。

エクアドル当局は5日、首都キトにあるメキシコ大使館に突入し、亡命を求めて保護されていたグラス元副大統領を拘束しました。グラス氏はエクアドルからの逮捕状が出ており、汚職容疑などがかけられています。この突入を受けて、メキシコはエクアドルとの国交断絶を宣言しました。(朝日新聞)

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