6日、モスクワで、ロシアのベトナム・ASEAN研究センターは「ベトナムでのドイモイ(刷新)事業の経験・歴史と現在」をテーマにした第7回ベトナム学シンポジウムを開催し、ロシア極東研究院や、東方学院、サンクトペテルブルク総合大学などのベトナム学研究者合わせて40人が参加しました。
シンポジウムは、ベトナムの「政治改革」や、「経済社会改革」、「歴史」、「ベトナム語・文学・文化・人類学」といった4つの問題に集中しました。
席上発表された報告は、ベトナムの社会主義的方向に沿った市場経済モデルや、ドイモイ政策の影響などを分析した上で、「ドイモイ事業の成果により、ベトナムは大きく発展し、経済社会危機から脱出し、国連が定めた中所得国の水準に達した」としました。
また、参加者らは、ベトナム・ロシア関係や、ベトナムの2013年憲法における人権擁護、教育改革・近代化事業、精神的価値・文化・民族色の保護、世界情勢のベトナムのドイモイ政策への影響などについても意見交換をしました。