APEC＝アジア太平洋経済協力のABAC＝ビジネス諮問委員会の2025年第3回会合に合わせて、15日午後、北部ハイフォン市で「ハイフォン・新時代の戦略的デスティネーション」をテーマにした投資促進会議が開催されました。会議は、VCCI＝ベトナム商工連盟とハイフォン市が共催したものです。

ルオン・クオン国家主席、会議で発言する（写真：Việt Cường/VOV）

会議で発言したルオン・クオン国家主席は、ハイフォン市がラックフェン国際深水港をはじめ、完成度の高い広域インフラ、グリーンかつスマートで専門的な工業団地、豊富な人材資源、柔軟な投資誘致制度といった強みを備えた戦略的拠点であると強調しました。また、市の行政は企業と並走し、行政手続きの抜本的改革や透明性の向上、サービスの効率化を推進し、投資家の満足度を高めていると述べました。

ルオン・クオン主席は、次のように強調しました。

（テープ）

「ベトナム政府は、引き続き政治的安定を維持し、制度改革を力強く推進するとともに、インフラのみならず、経営、データ、人材面での連携強化にも取り組み、投資家の正当な権益を守っていきます。本日のこの厳かな場を通じて、投資家の皆様には、ハイフォン市およびベトナム政府の親しみやすさのみならず、明確なビジョン、決断力、発展への強い意欲、そして有望な協力の機会を感じ取っていただければ幸いです」

ルオン・クオン国家主席、各省庁の指導者および投資家と記念撮影を行う（写真：Việt Cường/VOV）

会議では、ハイフォン市の潜在力や優位性、戦略的な投資機会について紹介が行われたほか、同市の発展に向けた特別な制度・政策に関する国会決議の発表・交付式も実施されました。また、国内外の主要企業との間で、投資登録証の授与や投資協力に関する覚書の締結も行われ、登録投資総額は156億ドルを超える見込みです。