レバノンとパレスチナのガザ地区で空爆 犠牲者増え続ける
(VOVWORLD) -イスラエル軍は23日、レバノンの首都ベイルートの8階建ての建物を空爆し、レバノンの保健省によりますと、これまでに15人が死亡、63人がけがをしました。
10月20日にイスラエル北部が空爆を受けた様子(写真:THX/TTXVN) |
イスラエル軍はベイルート郊外でもヒズボラの拠点を標的に空爆を行ったと発表しました。一方、ヒズボラもロケット弾でイスラエル側への攻撃を行い、応酬が続いています。
レバノンでの戦闘をめぐり、アメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズは複数の当局者の話として、60日間の停戦が提案されていると伝えました。
ただ、さらに重要な詳細を詰める必要があるという当局者の話も伝えていて、依然、予断を許さない状況とみられます。
また、パレスチナのガザ地区でもイスラエル軍はイスラム組織ハマスへの攻勢を続けていて、23日は、北部で子ども3人を含む住民7人が空爆で死亡したなどと地元のメディアが伝えています。
現地の保健当局は過去2日間で120人が死亡し、これまでに4万4176人が死亡したと発表していて、ガザ地区とレバノンで犠牲者が増え続けています。
(NHK)