ロシアとイラン 経済や安保分野の協力を盛り込んだ条約に署名

(VOVWORLD) -ロシアのプーチン大統領とイランのペゼシュキアン大統領は17日、経済や安全保障分野の協力を盛り込んだ条約に署名し、欧米と対立する両国のさらなる関係強化を確認しました。
ロシアとイラン 経済や安保分野の協力を盛り込んだ条約に署名 - ảnh 1(写真:TASS)

ロシアのプーチン大統領とイランのペゼシュキアン大統領は17日、首都モスクワのクレムリンで、経済や安全保障分野の協力を盛り込んだ包括的戦略パートナーシップ条約に署名しました。


署名に先立って行われた首脳会談の冒頭、プーチン大統領はこの条約について「あらゆる分野でわれわれの協力にさらなる推進力を与えてくれる」と述べ、その重要性を強調しました。

ペゼシュキアン大統領も「両国の関係は日に日に深まっているが、この条約によってさらに強化される」と述べ、欧米と対立する両国のさらなる連携に意欲を示しました。

署名された条約では、合同軍事演習を実施するなど軍事協力を深めるとしています。

一方、ロシアが去年、北朝鮮やベラルーシと締結した条約には、第三国から攻撃があった場合には相互に支援を行うことが盛り込まれていますが、今回のイランとの条約では侵略国に対して軍事的な支援をしてはならないと記載するにとどめています。

ただ、ロシアは、ウクライナへ侵攻して以降、イランから無人機などの兵器を調達しているとされ、今後、軍事的な連携がどこまで強まるのか、欧米諸国からは懸念の声も上がっています。(NHK)

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