

スノーデン氏(写真: Telegraph.co.uk)
アメリカの情報機関、NSA=国家安全保障局が、中南米各国でも個人情報などを極秘裏に収集をしていたとブラジルで報道され、各国で批判が強まっています。
ブラジルの有力紙「グロボ」が、「NSAの報告書などを入手した」としてNSAが複数の情報収集プログラムを使い、ブラジルで数百万の個人や組織の情報収集をしていたと報じました。
さらにメキシコやベネズエラ、コロンビア、アルゼンチン、エクアドルなど中南米の十数カ国でも継続的に同様の行為があったとし、軍の動向のほか、ベネズエラの石油に関する情報など、貿易や産業に関わる情報も収集対象だったと伝えました。
こうした中、15日、ロシアのプーチン大統領はロシアへの一時的な亡命の希望を表明しているCIA=アメリカ中央情報局のエドワード・スノーデン元職員のスパイ活動取締法違反容疑でアメリカ当局が訴追したことについて、「アメリカは、中南米への通過国を脅し、彼の引き取り手をなくし、われわれの領土に押し込めている」と批判し、アメリカ側の引き渡し要求には応じない姿勢をあらためて強調しました。
大統領は元職員は「ロシア以外のどこかに行きたいようだ。可能性があれば、そうするだろう」と述べ、最終的には、ベネズエラなど受け入れを表明している一部の中南米諸国に向かうとの見方を示しました。
大統領はまた、元職員が「自分の立場を変えつつある」と述べ、ロシア側の亡命受け入れ条件となる「反米活動の停止」に元職員が同意する可能性が高いとの見通しを示しました。
元職員は12日に亡命希望を表明しましたが、16日未明の時点でまだ正式に申請していません。