座談会で、ベトナム・中国の関係が日増しに深まっており、中国の経済が回復し、高品質の農産物輸入への需要が高まっている背景の中で、中国への農・水産物の輸出を推進する措置について協議が行われました。中国への輸出の推進により、新型コロナ禍で困難な状況に陥っているベトナムの農・水産部門の回復が図られるとしています。

席上、発言に立った農業農村開発省のレ・ミン・ホアン大臣は、「中国市場の需要や、消費者文化に関する情報を十分に入手する必要がある」と強調した上で、「国外駐在ベトナム代表機関に対し、国内の関連機関に必要な情報を提供し、中国への農水産物輸出の振興戦略をアドバイスするとともに、具体的な行動計画の作成で協力するよう要請しました。さらに、農業分野でのデジタル転換、PPP＝官民連携方式によるロジスティックスセンターの設立を進めていく必要があるとの見解を述べました。