(VOVWORLD) - 9日午前、ハノイで開催された「今年上半期のベトナム経済状況と今年全体の経済見通し、質の高い成長の新たな原動力」をテーマにしたシンポジウムが行われました。
席上、CIEM=中央経済管理研究所は、発表したレポートの中で、ベトナムは地域諸国の中で群を抜き、かなり前向きな成長を遂げていると明らかにしました。
また、世界経済が好調で、国内経済の回復が強化されれば、今年のGDP成長率は6.95%に達する可能性があるとしています。中央経済管理研究所の総合研究部のグエン・アイン・ズオン部長はマクロ経済成長率予想に関する2つのシナリオを更新し、次のように語りました。
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「1つ目のシナリオで、GDP成長率は6.55%、インフレ率は4.32%、輸出の伸び率は9.45%です。2つ目のシナリオで、GDP成長率はおよそ7%に達し、インフレ率は4.12%に抑えられ、輸出の伸び率が11.64%を超えると推定されます」
また、同レポートは3つの勧告を提出し、その中には成長の質の改善、マクロ経済政策の適切な運営、およびFTA=自由貿易協定の活用が含まれています。