仏ロ首脳が会談、ウクライナ和平に前向き シリア情勢では対立

(VOVWORLD) -19日、フランスのエマニュエル・マクロン、ロシアのウラジーミル・プーチン両大統領は、仏南部の地中海沿岸にある大統領別邸ブレガンソン城塞で、4時間半にわたり会談しました。

両大統領は、ウクライナの変化は同国東部での和平を実現する好機だとの見方で一致しましたが、シリア情勢をめぐっては対立を見せました。

プーチン氏がEU=欧州連合主要国を訪問するのはまれ。会談は、穏やかで過ごしやすい夕方に行われました。プーチン氏は、晩さん会の後、午後11時半ごろに現地を後にしました。

ロシアと西側諸国の緊張が高まり続ける中、マクロン氏はロシア政府との接触を維持したいとの考えを明確に示しました。

両大統領は会談で、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の誕生により、5年に及んでいる紛争が終息する可能性が高まったとして、楽観的な見通しを示しました。またマクロン氏は、ウクライナ東部での戦闘を終結させるため、フランス、ウクライナ、ロシア、ドイツによる、いわゆるノルマンディー方式の首脳会議を「今後2、3週間のうちに」行いたい考えを示しました。

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