保健省の生命倫理学協議会、新型コロナワクチンの実験を決定

(VOVWORLD) - 9日、保健省の生命倫理学協議会は会議を行い、来る17日、ヒトに投与する新型コロナウイルス対応ワクチンの臨床試験を開始することを検討、承認しました。

このワクチンは国内の製薬会社ナノジェン(Nanogen)のNanocovacであり、科学者により、安全性が確認されています。保健省のグエン・タイン・ロン大臣は次のように語りました。

(テープ)

「1回目と2回目で軍医学院はボランティアである学生を被験者として臨床試験を行います。2回とも安全性を確認するためのもので、免疫性の確認はできません。」

臨床試験の第1相試験は60人の被験者を対象とし、2回に分けて行われます。1回目は20人の被験者のうち、まず1~2人に試験的に接種し、72時間で反応と安全性の確認を経た後、残りの18~19人に接種しますが、2回目は40人に対して2021年3月初旬に接種する計画です。また、2回目を経た後、3回目はおよそ1万人、または数万人を対象に接種が行われます。

なお、保健省は3回目の接種を行うに際し、市中感染が拡大しているインド、バングラデシュ、インドネシアと連携するとしています。

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