(VOVWORLD) - 8日午後、ハノイでベトナム共産党中央軍事委員会の第10回会議が開かれました。同委員会書記を務めるグエン・フー・チョン党書記長が指導メッセージを送り、トー・ラム国家主席とファム・ミン・チン首相が発言しました。
(写真:ベトナム人民軍機関紙「クアンドイニャンザン」) |
メッセージの中でチョン書記長は、中央軍事委員会に対し「5つの決意」と「5つの取り組み」に重点を置くよう提案しました。その中で、5つの決意の一つ目は、 第13回党大会とベトナム人民軍第11回党大会の決議を実現すること。二つ目は、 最善の戦闘準備と訓練を実施すること。三つ目は人民軍の組織と人事を健全化すること。四つ目は新たな状況に対応できる強力な軍隊を構築すること。五つ目は ベトナム人民軍創設80周年と全国民あげての国防の日35周年記念行事を周到に準備する決意です。
一方、5つの取り組みとは、積極的な助言や提案を出すこと、 国境、海、島の主権と領土保全の防衛に全力を尽くすこと、ベトナム人民軍第12回党大会と第14回党大会への準備を積極的に行うこと、委託された政治任務を効果的に実施すること、精鋭で強靭な人民軍党委員会構築のための施策を実施することです。
会議で演説したトー・ラム国家主席は中央軍事委員会と国防省に対し、国防力強化と全国民あげての国防構築、主権と領土保全の確保、海洋経済発展への尽力を求めました。
一方、ファム・ミン・チン首相は中央軍事委員会に対し、状況把握と適切な予測・評価に基づき、軍事・国防政策について党と国家に助言するよう要請しました。