南極海のメロ保存で CCAMLRとベトナムとの協力
(VOVWORLD) -先ごろ、CCAMLR=南極の海洋生物資源の保存に関する委員会の代表は、ベトナム政府に対し、同委員会のメロに対するCDS漁獲証明制度の自発的な導入を通じて、CCAMLR と協力する機会を提案しました。
CCAMLRによる漁業活動の監視、規制内容遵守の管理者であるトッド・デュボア氏は、ベトナム通信社のオーストラリア特派員の取材に対し、この提案を提出しました。
漁獲証明制度は、水産物の貿易の際に、漁船旗国の管轄機関が「その水産物は適法な漁獲に由来する」と認証した漁獲証明書の添付を求めることにより、IUU 違法・無報告・無規制漁業由来の漁獲物の流通、ひいてはIUU漁業そのものを妨げる仕組みとなっています。
ヂュボア氏よりますと、CCAMLRはベトナムと連絡して、同委員会との協力を検討するよう提案しました。CCAMLRは、ベトナムがCDSを導入することで、CCAMLRと協力したい場合、ベトナムを補助する用意があります。この協力により、ベトナムはCCAMLRにメロの保存に関する目標の遂行、およびIUU漁業対策に向けたグローバルな努力をサポートすることになります。
CCAMLR=南極の海洋生物資源の保存に関する委員会は、南極の海洋生物資源の保存に関する条約によって設立されました。この条約は、南極の海洋環境保全及び生態系保護を目的としたものです。