各国の首脳が新年のメッセージ


中国の習近平国家主席が新年のスピーチを行い、台湾や南シナ海、尖閣諸島などを念頭に、領土、領海の問題で妥協しない方針を強調しました。 また、習主席は、引き続き「虎もハエもたたく」と述べ、党や幹部に対する腐敗摘発を進めていく方針を強調しました。中国共産党は秋に5年に1度の党大会を開き、2期目に入る習体制は新たな最高指導部の人事などを決めます。これに向けて権力闘争はさらに激しくなり、習主席はより一層、締めつけを強めていくとみられます。

フランスのオランド大統領は12月31日、新年に向けたテレビ演説を行い、フランスなどでテロ事件が相次いだため、依然としてテロや治安対策に全力を挙げる必要があるという考えを強調しました。この中でオランド大統領は「テロの脅威に今も直面していることは、ベルリンで起きた事件で証明された」と述べ、去年7月に南部のニースで86人が死亡した事件に続き、先月にも隣国ドイツの首都ベルリンで市場にトラックが突っ込み、12人が死亡したことを挙げ、依然としてテロや治安対策に全力を挙げる必要があるという考えを強調しました。

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メルケル首相


ドイツのメルケル首相は12月31日、新年を迎えるにあたって国民向けにメッセージを出し「最大の試練は疑いなく、イスラム過激派によるテロだ」と語った。年末に起きたベルリンでのテロ事件や、昨夏のバイエルン州での難民申請者らによる襲撃事件について触れ、「我が国に助けを求めにきた人々によってテロがなされるのは、とりわけつらいことだ」と述べました。

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