(VOVWORLD) - 2024年ベトナムサマーキャンプの一環として、約120人の海外在住ベトナム人の若者や学生たちが15日、北部フートー省ベトチー市にある国家特別史跡「フン王廟」を訪れました。建国の祖とされるフン王を祀るこの聖地への訪問は、参加者たちにとって民族のルーツを探る旅の始まりとなりました。
建国の祖「フン王」に線香を手向ける若者 |
多くの若者たちにとって初めての訪問となったこの機会に、参加者たちは深い感動を覚えたようです。ルーマニアから参加した16歳のチャン・イェン・ヴィさんは次のように語りました。
(テープ)
「フン王廟を訪れるのは初めてでした。自分のルーツである祖国の美しさを目の当たりにして、とても感激しています。仲間たちと一緒に来られて本当に楽しく、貴重な体験ができました。このような機会を設けてくださった主催者の方々に感謝しています」
訪問中、若者たちはフン王廟の歴史や独特の建築様式について学ぶ機会を得ました。多くの参加者が思い出の写真やビデオを撮影し、後で家族や友人と共有する予定だといいます。
このフン王廟訪問は、国外在留ベトナム人若者を対象とする2024年ベトナムサマーキャンプの意義深い開会イベントとなりました。主催者側は、この体験を通じて参加者たちが民族のルーツへの理解を深め、祖国への愛着を強め、さらには海外のベトナム人コミュニティや祖国の発展に貢献する意欲を高めることを期待しています。
2024年ベトナムサマーキャンプでは、今後も多彩なプログラムが予定されており、参加する若者たちにベトナムの文化や人々との交流を通じて、忘れられない体験を提供することを目指しています。