国家財政金融政策諮問評議会会議(2)

(VOVWORLD) - 既にお伝えしましたように、9日午前、政府本部で、国家財政金融政策諮問評議会議長を務めるグエン・スアン・フック首相の主宰のもと、同評議会の会議が行われ、年初からの状況を点検し、今後の任務を定めました。

席上、参加者らは、経済回復を目指す短期的な措置を提案したほか、インフレ抑制や、国家予算の支出超過、需給刺激、体制完備、投資誘致などに関する長期的方策も出しました。そのうえで、政府に対し、経済回復・経済再構築・発展モデルの刷新という3つの任務を同時に実施するよう訴えました。これに関し、フック首相は次のように語りました。

(テープ)

「新しい政策や、責任感の向上、さらなる努力が必要とされています。まずは、新型コロナの第2波が発生しないように努力することです。これは重い任務です。この任務を全うするために、関係各機関、省庁、部門は努力しなければなりません。国内外の市場の状況を把握したうえで、具体的な政策をとる必要があります。国家銀行や、計画投資省、商工省は注意しなければなりません。」

今年の経済成長問題に関し、フック首相は、「経済成長率を3-4%にし、インフレ率を4%以下に抑える目標を目指し、計画投資省をはじめ各省庁は具体的な行動計画を立案するよう」指示し、次のように語りました。

(テープ)

「2020年下半期と2021年初頭の目標は、資金貸出成長率を10%に、公的債務と国家予算支出超過率を3-4%にすることです。これは、企業を支援するための措置です。支援対象は、中小企業だけでなく、大手企業でもあります。また、銀行の金利を削減させることを検討します。各機関、企業は節約を徹底的に進めていく必要があります。」

フック首相は、困難解決や、経済回復、国民の団結・協調強化などを目指し、宣伝・啓蒙活動を強化していくという評議会のメンバーらの提案に賛同しました。

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