クアン副首相

席上、発言に立ったチャン・リュ・クアン副首相は、ベトナムが2回にわたって会議を主催することは、国際赤十字・赤新月運動へのベトナムの積極的かつ主体的で責任のある参加を示していると明らかにするとともに、「ベトナムの党、国家、国民は常に、国際的人道活動に配慮し、国際赤十字・赤新月運動に積極的かつ効果的に貢献していきたい意欲がある」と確認しました。

クアン副首相は、次のように語っています。

（テープ）

「各国の政府、国際組織は、人道活動に配慮し、さらなる多くのリソースを調達する必要があります。人道活動を社会全体の任務として位置づけなければなりません。人道活動は、戦争や従来からの衝突の防止対策とその被害克服のほか、自然災害や、感染症など非伝統的安全保障の問題の防止対策に集中する必要があります。国際共同体は、衝突と戦争の防止、飢餓一掃、貧困解消、包摂的かつ公平で持続可能な開発の推進に最大限に努力しなければなりません。これらの問題解決は、人道的危機の根本的原因の洗い出しに役立つからです」

一方、国際赤十字・赤新月社連盟のアジア太平洋地域担当のマハ・アル・バルハス副会長は、同連盟の一員であるベトナム赤十字協会の積極的な役割を高く評価するとともに、今後も、国際赤十字・赤新月社連盟がベトナム赤十字協会と緊密に連携していくと公約しました。