外国の航海者、16世紀からのベトナム東部海域に対するベトナムの主権を確認

(VOVWORLD) - 先頃、日本出版社扶桑社は東京大学の元教師である川島・隆太准教授が執筆した「東南アジアの近代、現代歴史への日本人の誤解」というタイトルの本を出版しました。

 その中で、16世紀、欧州諸国の航海者らがベトナム東部海域に対するベトナムの領有権を確認した2つの歴史資料を紹介しました。

外国の航海者、16世紀からのベトナム東部海域に対するベトナムの主権を確認 - ảnh 1 シイアムとマレー諸しょの地図

1つは16世紀にオランダのJodocus Hondiusという名の航海者はつくった東インドの地図です。その中に、ホアンサとチュオンサ両群島を一つの諸島として描き、Pracelという名を記載しました。また、2つの群島と面しているベトナム中部の海域との連携を示したとしています。

もう1つはイギリスの世界地図帳出版社が出版した「シイアムとマレー諸しょの地図です。その中に、チュオンサ群島とホアンサ群島に属する島しょが明確に記載され、ベトナム語で名づけられた島嶼もあります。これは、従来からベトナム人がこれらの島嶼を管轄し、名を付けたことを示すとしています。

これらの資料を基に、川島准教授はベトナム東部海域に対する中国の主権主張は証拠がないものであると強調しました。また、16世紀から欧州の航海者らはホアンサとチュオンサ両群島に対するベトナムの領有権を認めているとしています。

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