今回寄港したのは、ロイヤルカリビアン社運航のバハマ籍クルーズ船「アンセム・オブ・ザ・シー」です。イギリス、オーストラリア、アメリカなどから約4500人の観光客が乗船しており、フエ市の幹部らが花束と記念品を贈呈して歓迎しました。

乗客のうち約2000人が、フエ市、ダナン市、クアンナム省を巡る日帰りツアーに参加しました。フエ市では500人以上が、世界遺産にも登録されている王宮をはじめ、トゥドゥック帝廟やティエンムー寺などの歴史的建造物を見学しました。

フエ市のグエン・タイン・ビン副委員長は次のように語りました。

（テープ）

「クルーズ船での観光客は、フエや中部地方の国際観光を振興する上で重要な存在です。最高のおもてなしができるよう、行政として万全の受け入れ態勢を整えます」

2025年には49隻のクルーズ船の寄港が予定されており、乗客と乗組員を合わせて約10万人の来訪が見込まれています。フエ市は2025年の国家観光年とフエフェスティバルの開催を通じて、年間480万から500万人の観光客誘致を目指しており、そのうち38〜40％を国際観光客が占めることを期待しています。