オーストラリアと東南アジア3か国を歴訪している日本の安倍首相は、最初の訪問国・フィリピンで、ドゥテルテ大統領と12日と13日の2日間会談したほか、大統領の私邸に招かれ、夫妻で朝食をともにするなど、意見交換を重ねました。
こうした会談で、安倍首相は、インフラ整備に今後5年間で1兆円規模の支援を行うことを表明するなど、大統領の国づくりを全面的に後押しする姿勢を示し、地域の課題にともに取り組むパートナーとして首脳間の信頼関係の深化に努めました。
安倍首相は、フィリピンでの一連の日程を終え、日本時間の13日午後、ダバオから政府専用機で次の訪問国・オーストラリアに向けて出発しました。
安倍首相(右)とターンブル首相=The Australian
オーストラリアでは、ターンブル首相と会談する予定で、自由で開かれた法に基づく国際秩序を担う両国関係の強化を確認するとともに、自衛隊とオーストラリア軍の間で食料や燃料などの物品や、輸送などの役務を相互に提供し合う手続きを定めた協定の見直しなどを確認することにしています。