尹大統領の拘束令状執行を開始 捜査官が公邸に進入

(VOVWORLD) - 韓国の独立捜査機関である「高位公職者犯罪捜査処(公捜処)」は、3日午前8時過ぎに尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に対する拘束令状の執行に着手しました。

公捜処の捜査官を乗せた車両は、この日午前6時15分ごろに政府果川庁舎を出発し、午前7時20分過ぎにソウルの大統領公邸前に到着しました。公捜処非常戒厳タスクフォース(TF)チーム長である李大煥(イ・デファン)捜査3部部長検事と捜査チームが車両から降りて待機し、午前8時過ぎにバリケードが開かれると、公邸内に進入しました。

拘束令状を執行しているのは公捜処ですが、公捜処と合同捜査本部を設置し、尹大統領の「非常戒厳」宣言に関する内乱事件を捜査している警察も刑事を派遣しています。また、警察は公邸周辺の混乱を防ぐため、機動隊員約2700人を配置しました。

尹大統領は、違憲かつ違法な非常戒厳を宣言し、憲法秩序を乱す目的で軍と警察を動員して暴動を起こした疑い(内乱首謀、職権乱用)が持たれています。

公捜処はこれまで3度にわたり尹大統領に出頭を要請しましたが、応じなかったため、裁判所に拘束令状と捜索令状を請求しました。これにより、先月31日に令状が発付されました。(聯合ニュース)

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