(VOVWORLD) - 岩屋外務大臣は来日中のブリンケン国務長官との会談で日本製鉄によるUSスチール買収計画について意見を交わし、日本企業によるアメリカへの投資など両国の経済関係の重要性について改めて確認しました。
会談の様子(写真:NHK) |
日本の岩屋外務大臣はきょう、都内でアメリカのブリンケン国務長官と会談し、日本製鉄によるUSスチールの買収計画にバイデン大統領が禁止命令を出したことについて日本の産業界から懸念の声が上がっているとして、対応を求めました。
岩屋外務大臣は来日中のブリンケン国務長官との会談で日本製鉄によるUSスチール買収計画について意見を交わし、日本企業によるアメリカへの投資など両国の経済関係の重要性について改めて確認しました。
また、バイデン大統領が国家安全保障上の懸念を理由に買収を禁止する判断を下したことについて、岩屋大臣から「極めて残念である」と伝え、日本の産業界から今後の日米間の投資に強い懸念の声が上がっているとして、懸念の払しょくに向けた対応をアメリカ側に求めたということです。
一方、両外相はきのうの北朝鮮による弾道ミサイルの発射を強く非難したほか、ウクライナや中東、中国をめぐる問題など地域情勢について話し合い、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
トランプ次期政権の発足を20日に控え、ブリンケン氏が国務長官として日本を訪れるのは最後になるとみられ、退任前に改めて日米同盟を強化していく重要性を確認した形です。(TBSテレビ)