(japanese.cri.cn)日本の安倍晋三首相は15日、故郷の山口県長門市でロシアのプーチン大統領と会談を行いました。双方は係争のある地域での共同経済活動の展開をめぐって討議したことを公表しましたが、領土問題についての進展の有無は明らかにされませんでした。
(写真:EPA/ TTXVN)
会談後、安倍首相は報道陣に、「プーチン大統領との単独会談で、主に平和条約問題について討議した。双方は『特別な制度下』で北方四島(ロシア名:南クリル諸島)における共同経済活動の展開、北方四島の元住民の故郷への自由な訪問などについて率直的かつ踏み込んだ議論を行った」と述べましたが、領土問題に関する進展の有無は明らかにしませんでした。
一方、プーチン大統領は訪日の前、「ロシアと日本の間に領土問題は存在しない」と強調していました。さらに、会談に列席したロシアのウシャコフ大統領補佐官はメディア陣に対し、「双方は南クリル諸島(日本名:北方四島)における共同経済活動の開始について交渉したが、この共同経済活動はロシアの法律制度の下で行われる」と強調しました。
これに続いて、安倍首相とプーチン大統領は16日に東京で再度会談、会談後は共同記者会見を開き、2回の会談の成果を発表することが予定されています。