(VOVWORLD) -ベトナムの旧正月テトを前に、都市部へ出稼ぎの労働者の帰省を支援する動きが活発になっています。
13日午前、中部ダナン市の展示見本市センターで、ダナン市労働連盟による「組合バス」の出発式が行われました。このプログラムは、生活が困窮している労働者が無事に故郷で新年を迎えられるよう支援するものです。
ダナン市労働連盟は今年、計105便の無料バスを運行し、困難な状況にある組合員や労働者約4000人を故郷へ送り届けます。バスは旧暦12月24日から28日にかけてダナンを出発し、クアンチ省、ゲアン省、ハティン省、クアンガイ省、ダクラク省、カインホア省など各地方へ向かいます。また、バス以外にも、鉄道を利用する労働者のために2000枚の乗車券が贈られました。
支援は移動手段だけにとどまりません。ダナン市労働連盟はテトを前に、困窮している労働者に対し、総額240億ドン(約92万4000ドル)に相当する2万4000個のテト用品を支援しました。さらに、6万5000枚の商品引換券の配布や「組合テト市場」の開催、また故郷に帰れない労働者のために、宿舎を訪問して激励する活動も行っています。
ダナン市労働連盟のレ・ヴァン・ダイ副議長は次のように述べています。
(テープ)
「今年、『組合バス』の利用を希望する労働者は前年よりも増加しました。バスに加えて、南部のホーチミン市や北部のハノイへ向かう労働者のために『組合列車』も手配しています。私たちの願いは、労働者が最も安全かつ経済的に帰省し、テトを家族と過ごせるようサポートすることです。そして、テト明けには再びダナンに戻り、市の発展のために力を尽くしてほしいと考えています」
一方、空の便でも支援の輪が広がっています。 2026年の丙午のテトに合わせ、ベトナム航空はベトナム労働総連盟と協力し、「組合フライト~ 2026年春」を実施します。このプログラムでは、3便の特別便を運航し、遠方に住む労働者550人を家族のもとへ送り届けます。
これらのフライトはホーチミン市を出発し、北部のハノイや、中部のビン、フエといった主要な拠点へと結ばれます。特筆すべき人道的支援として、ベトナム航空はそのうち特に困難な状況にある50人に対し、航空券を完全に無料で提供しました。残りの500人に対しても、航空券代金を10%割引するほか、混雑するピーク時間帯の座席を優先的に確保するなどの優遇措置をとっています。