朝鮮 “戦術核による反撃想定の訓練 19日に実施”米韓に対抗

(VOVWORLD) - 20日付けの朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、キム・ジョンウン(金正恩)総書記の立ち会いのもと、北西部のピョンアン(平安)北道で「戦術弾道ミサイル」を発射する訓練を、19日午前行ったと伝えました。
朝鮮 “戦術核による反撃想定の訓練 19日に実施”米韓に対抗 - ảnh 1朝鮮の朝鮮中央通信は14日に地対地戦術弾道ミサイル2発を発射したと報じた==KCNA/TTXVN

朝鮮民主主義人民共和国は戦術核による反撃を想定して、弾道ミサイルを発射する訓練を19日に行ったと発表しました。ミサイルには核弾頭を模擬した弾頭が装着され空中で正確に爆発させたと主張していて、軍事演習を行っているアメリカと韓国に対抗する姿勢を強調しました。

20日付けの朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、キム・ジョンウン(金正恩)総書記の立ち会いのもと、北西部のピョンアン(平安)北道で「戦術弾道ミサイル」を発射する訓練を、19日午前行ったと伝えました。

訓練は戦術核による反撃を想定して行われ、核攻撃の命令と核攻撃に迅速に移行する手順を確認する訓練が合わせて行われたとしています。

ミサイルには核弾頭を模擬した実験用の弾頭が装着され、800キロ飛行したあと日本海の上空800メートルで正確に爆発させ、起爆装置の動作を確認できたとしています。

韓国軍は、朝鮮が19日にピョンアン北道から日本海に向けて短距離弾道ミサイル1発を発射したと明らかにしていて、朝鮮の発表はこのミサイルを指すとみられます。

娘とともに立ち会ったキム総書記は「実際に敵に攻撃を加えられる手段として核攻撃態勢を完備してこそ、戦争抑止の重大な戦略的使命を果たせる」として、軍事演習を行っているアメリカと韓国に対抗する姿勢を強調しました。(NHK)

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