朝鮮 短距離弾道ミサイル2発発射 米韓は共同訓練 挑発に警戒
(VOVWORLD) - 朝鮮民主主義人民共和国は27日朝、首都ピョンヤン近郊から短距離弾道ミサイル2発を発射しました。こうした中、韓国軍は27日、アメリカ軍とともに原子力空母が参加した共同訓練を行うとしていて、朝鮮のさらなる軍事挑発に警戒を続けています。
3月19日、ソウルの駅に設置されたテレビでニュースを見る人=AFP/TTXVN |
韓国軍の合同参謀本部は、朝鮮が27日午前7時47分ごろから午前8時ごろにかけて、首都ピョンヤン近郊に位置する南西部のファンヘ(黄海)北道チュンファ(中和)付近から短距離弾道ミサイル2発を発射したと発表しました。
飛行距離はおよそ370キロだとしていて、高度については明らかにしていません。
朝鮮は今月22日に巡航ミサイル4発を発射したほか、今月24日には新型兵器の「核無人水中攻撃艇」の実験を日本海で実施したと発表したばかりで、米韓両国への対決姿勢を鮮明にしています。
こうした中、韓国国防省はアメリカ軍の原子力空母「ニミッツ」が参加して、南部のチェジュ(済州)島沖の公海上で、米韓両軍が空母の護送訓練などを27日実施すると発表しました。
米韓両軍は今月23日に合同軍事演習が終了してからも共同訓練を行っていて、朝鮮のさらなる軍事挑発に警戒を続けています。(NHK)