ユーロチャムのドミニク・メイクル会頭によりますと、ベトナム経済の潜在力は否定できない。欧州企業はベトナムの長期的な成長に信頼をかけていると明らかにしました。また、行政上の障壁の解消はさらなる効果的で魅力なビジネス環境を作り出し、欧州企業、およびベトナムともに利益をもたらすであろうとしています。

一方、企業景況感に関する調査結果では、ビジネス環境とカーボンニュートラルプロセスは欧州からの質の高いFDI＝外国直接投資を誘致するためのカギとなることが分かりました。さらに、直接電力購入契約の締結はクリーンエネルギーへのアクセス能力の改善や持続可能な開発の促進を通じて、いくつかの課題の迅速な解決を促すと期待されています。

なお、BCIは、ホーチミン市の市場調査会社「Decision Lab」がユーロチャムの様々な業種の会員企業を対象に、四半期ごとに実施している調査で、ベトナムに進出する欧州投資家の見方や動向を分析するものです。BCIの調査は2011年に開始されました。