イラクからの報道によりますと、首都バグダッドや中部カルバラで20日、イスラム教シーア派を狙った爆弾テロが相次ぎ、少なくとも43人が死亡しました。犯行声明は出ていませんが、シーア派を敵視する過激派「イスラム国」などスンニ派武装勢力による犯行の可能性が高いです。
このうちバグダッド中心部では、シーア派のモスク(礼拝所)で自爆テロがあり、礼拝に訪れていた17人が死亡、数十人が負傷しました。シーア派の聖地カルバラでは、4台の自動車爆弾を使ったテロで少なくとも26人が死亡しました。
イラクでは、イスラム国が北部や中西部を支配する一方、バグダッドなどで連日のように爆弾テロを行っています。